2015年8月13日木曜日

小笠原遠征 その3-1 アカガシラカラスバト

(遠征3日目)Day-3-1

 母島2日目です。今日は丸1日探鳥出来る日なので、朝から
張り切って朝食前に一人で宿前から散歩です。途中の電線に
オガサワラヒヨドリが止まっていたので、早速ゲット…
                                           
 港まではすぐに着いてしまい、たまたま木陰で休んでいた配達の方に
アカガシラカラスバトの事を尋ねましたが、あまり見かけないが
ガジュマルの木の下で見かけることがあるとの話を聞きました。
 成果がないまま、あっという間に時間が経過して朝食時間近く
になってしまったので、あわてて宿まで戻ると女将さんが朝食の差し入れに、
鰹丼を持って来てくれました。とても新鮮でおいしかったので満足しながら
談笑しているとレンタカー会社の方が宿まで迎えに来てくれて、手続きがあったので、
山の上の整備工場まで行って、諸手続を済ませた後に再び宿に戻って来ました。
 妻も出かける準備を済ませていたので、必要な機材だけを積んで
観光協会へと向かいます。野鳥の情報収集のためです…カラスバトをメインに
ハシナガウグイス.オガサワラノスリ.オガサワラカワラヒワ等の場所を聞きましたが、
どれも場所の特定が難しく厳しい内容の話でした。
ガイドが居ない不安も、さらなる拍車がかかります? 
 とにかく移動手段の足が確保できたので、広範囲に探し回ろうと楽間的に考えて、
まずは島の最南端の南崎を目指します。
 途中で探鳥ポイントの評議平.旧ヘリポート等にも寄りましたが、めぼしい野鳥は
いませんでした。
 車もじきに南崎についたので、カラスバトがいたというというバイオトイレ付近を
探しましたが、これまたいません。そう簡単には見つかりません...
 ここの場所から先は遊歩道を歩くということなので、想定していなかったのですが、
時間もあることだし行ってみようということになり、車を駐車場に置き、撮影機材を
持って階段を降りていきました。改段下には靴の泥を落とすブラシの台が置かれており、良く足裏をこすった上で森の中へと入って行きました。
 歩き出すとすぐに藪の中に動く物がいました。目をこらして見るとハシナガウグイスです。
すぐにレンズを向けましたが暗い木陰を飛びまわり、すぐにいなくなってしまいました。
 暫く同じ場所で待ってみましたが、現れる気配はなさそうなので、しかたなくまた先で
探そうとアップ・ダウンの激しい山道をひたすら歩きました。
 またこの森の中ではオカヤドカリという陸生のヤドカリを多く見かけました。
               写真参照
                 

 ようやく途中の森で証拠写真程度のハシナガウグイスの写真を撮ることが
できましたので、そのまま最終目的地の小富士まで向かう事にしました。                                                                         
                                                    
 湿気が多くてジャングルみたいな道を大汗をかきながら進みますが、
中々最終地点には着きません...表示されていた時間は40分でしたが、
撮影をしながらの行程なのでさらに時間はかかっていました。
スリバチ展望台を抜け、分岐を抜けて歩くこと約20分、急な登りが現れて、
その先から人の声がしてきました。目の前には鉄製の改段があり、そこを
ガイドらしき男性と女性3人のパーテイが降りてきたので、挨拶をして
階段下で待っていると、男性がカツオドリが見れますよと言ってました。
 一行が下っていった後に、暑く熱せられていた改段を登ると
急に視界が開けて、目の前には鰹鳥島が見えます。カツオドリが飛び交う
のが見えましたが、残念ながら私の期待していたコアホウドリの姿は見えませんでした。
                    


 ここの場所は展望は良かったのですが、日陰もなく、直射日光が厳しいので
記念写真を撮影するとすぐに、来た道を引き返し、再び薄暗い森の中へと入り
歩き始めました。
 しばらくして突然、左側の崖下からガサッと音がして、枝に何かが飛び移りました。
音がした方向を見ると、今回の撮影のメインであり、地元の方が「アカポッポ」
と呼んでいるアカガシラカラスバトがいました。思わぬ場所に幸運の女神は現れてくれました?                  

 足下は崖になっていたので、足場をしっかりと確保して撮影を続けていると、
先に行ったはずのガイドの男性と女性3人のパーテイがやってきて
何を撮影しているのですか?と聞かれたので、カラスバトですと返すと
喜んで、父島でも見れなかったカラスバトが、ここでようやく見れたと
感謝されました。パーテイが帰った後も、アカガシラカラスバトは
長時間とどまってくれてたので、かなりな枚数を撮影する事ができました。
 その後は妻からの要望があり、海岸沿いに降りてみることにしました。
暑かったので、せめて足だけでも水中に入れようと裸足になって歩き始めと、
下がフジツボのようなものでびっしりと覆われていて、足が痛くて歩けません…
怪我をしそうなので、水遊びはあきらめて、岩場にいたひょきんな顔した
ハゼを撮影したりして過ごしましたが、まだ道中が長いのでほどほどにして、               

  
                     
                                       
 再び分岐点に向かって坂道を上り始めると、何と先程のアカガシラカラスバトが足下に現れました。           
道を先導してくれるかのように前を歩いて行くので、一定の距離を置いてついて行きながら、再び撮影となりました。かなりの時間楽しませてもらいましたが、やがて森の中へと消えて行きました。
 アカガシラカラスバトとお別れした後は、遊歩道の中間地点であるスリバチ展望台で昼食にして、景色を楽しみながら休息しました。
                    

                     
                     
文書が長くなってしまいましたので、午後からの活動は次回にしたいと思います。

続く

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