2018年2月28日水曜日

シンガポール 探鳥旅行 その4 2018.2.8


(遠征4日目)Day-4

 昨日2カ所しか回ることしか出来なかったので、Bukit timah Nature Reserveからスタートとなります。
                                                                 
ここには樹上で生活し、ムササビやモモンガのように樹上を滑空するヒヨケザルという
飛膜を持った夜行性の動物がいます。日中は木に同化して極めて見つけにくい猿だとBSの
番組で紹介されていました。日本で何度もその番組を繰り返し見て、ヒヨケザルがどこに
隠れているかをチェックしていました。その効果かあったのかどうか、森に入って
すぐに見つけることができました。2.3枚目
                                                                         

 昨日最後に寄って帰るときにレンジャーの方からフクロウもいると
聞いていましたので、注意深く探しましたがフクロウ類は見つかりませんでした。
 次にDairy Farm Nature Parkに向かいます。
                                                                           
   ここでは5枚目のGreater Racket-tailed Drongo (カザリオウチュウ)を撮影して、


                                                                   
上空をさかんに飛ぶ6枚目Swift(ツバメ)も撮影して
                                                                         
、次のMacRitchie Reservoirへと向かいます。
                                                                             
昨日のしわよせのため? ハイペースでまわっています…
 ここのMacRitchie Reservoirは想像していた場所と違い、探鳥にはかなりヘビーな場所でした。
まずは広大な貯水池の周りを歩いてから、ようやく森の中へと入りTree Topという吊り橋を目指すのですが、
片道約15Km以上は歩かなければなりません、アップ.ダウンのコースは長く、木も高い木が多いので、
野鳥もかなり上の方で囀っていたりしているので、撮影には不向きでした。
 重い機材を担いで、湿気の多い暑い中をただひたすら歩くだけなのですが、道脇を空身の
ランニングする人やジョギングする人達が速いスピードで追い抜いていきます。
こちらは何度も水分補給の休憩をとりながらの遅いペースで歩を進め、Tree Topに到着したのは
午後1:40過ぎでした。
9.10.11枚目 
                                                                                    


この橋は一方通行で最後にこの橋を通過できる時間は4:45分まででした。
時間になると橋の入り口の門に施錠するようで渡れなくなってしまいます。
我々の後からは来る人がいないので、揺れる吊り橋の上から景色をのんびり楽しみながら、
探鳥していると、遠くを
Oriental honey-buzzard(ハチクマ) 12枚目 らしき猛禽が飛んでいきます。
                                                                                     
 やはり距離がありますが、
Oriental Dollarbird(プッポウソウ) 13枚目が木に止まるところも撮影出来ました。
                                                                                     
帰りのこともあるので、吊り橋の出口に向かっていると、門の前で先を歩いていたフリピン女性が2人待っていました。
突然私たちに話しかけてきて、猿がいるので先に行って欲しいとの要請でした。
14枚目
                                                                                        
突然に先導役を任されて、重い心で?門を開けて外に出ると、橋の延長した欄干の上に、
ボス猿と子分猿のようなのがいて、こちらを見て牙を剝き威嚇してきます。                                                                           
どうやら猿たちは我々が来た方向に進みたいようですが、狭い道なのですれ違うのにあまりスペースが
ありません… 私が背負っている三脚の足が怖いようで時々牙を剝いて威嚇してきます。最悪の場合、
猿が襲ってきたら三脚の足で振り払えるようにして、身構えながらぎりぎりでかわすと猿達は猛ダッシュで
森の中へと消えていきました。何とか誰も怪我をすることなく、やり過ごすことができました。フリピン女性達は
日本語で「どうもありがとうございました。」と礼を言って私達を追い抜き、帰って行きました。

帰り道の途中で撮影?15枚目. 鳥名が判明しません. 
                                                                                        
16枚目 赤とんぼ. 
                                                                                    
17枚目 ちょちょこと動き回るムシクイを撮影.
                                                                                       
 
18枚目 Banded Woodpecker (シマベニアオゲラ)等を撮影してこの日の撮影は終了としました。


                                         



1日中トレイルを歩き回った割にはあまり成果のない1日でした。

 To be continued (続く)


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2018年2月26日月曜日

シンガポール 探鳥旅行 その3 2018.2.7


(遠征3日目)Day-3


3日目はChinese Gardenからのスタートです。タクシーの運転手が入り口を間違えて
ここは年に何回も来ないから、わかりにくいと変な言い訳を聞かされて降ろされたのが、
ジャパーニーズ.ガーデンに繋がる細い横道でした。工事中で鉄板で被われた道を
延々と長い距離歩かされます。本当にこの道で行けるのか不安になって歩いていましたが、
ようやく入り口が見えてきました。松が多く植えられたジャパーニーズ.ガーデンでした。
 普通はChinese Gardenから入ってジャパーニーズ.ガーデンに向かうのですが、
いきなりのジャパーニーズ.ガーデン入りでした。
 ここでの目的はハリオハチクイでしたが、上空を飛んでいるのが見えるのですが、
近くには降りてきません…
 ジャパーニーズ.ガーデンで出会えた野鳥は撮影順番に1枚目からOlive-backed Sunbird.
                   

2枚目 Yellow-browed Warbler.(ムシクイ)
                           

 3枚目は鳥名が判明しません? シキチョウとは違うようですが?
                          
4枚目 Spotted Dove(コノコバト)
                           
5枚目 Common lora. 
                           

6枚目 Collared Kingfisher ナンヨウショウビン).
                           

枚目White-breasted Waterhen(シロハラクイナ). 
                          
8枚目Grey Heron(アオサギ).
                          
 9枚目 Olive-backed Sunbirdのメス.
                         
10枚目 Yellow-vented Bulbul(メグロヒヨドリ).
                          
11枚目は妻が珍しく見つけてくれた、カラス達にモビングを受けるBrahminy Kite(シロガシラトビ)です。
この後にたまらず上空に飛び出します。
                         
12枚目はBrown Shrike(モズ)です。
                          
  
13枚目はAshy Taiorbird.
14枚目は池の付近でPurple Heron(ムラサキサギ)を発見してすぐに撮影しました。
                          
またこの池の周辺で中国系の現地の方と出会って、スマートホンで Kingfisherの写真等をもせてもらい、
場所などを教えてもらいました。日本から野鳥を撮影に来た等、いろいろ話をした後に
お別れして、撮影を続けていました。
 15枚目 Coppersmith Barbet(ゴシキチョウ)
                         

を撮影後、そろそろ次の場所に向かおうとChinese Gardenの出口に向かっていると
先ほどの現地の方とまたお会いしました。
 ついてくるように言われたので、後をついていくと側にいたカメラを持ったおばちゃんまで
ついてきました。そこで16枚目のFlowerpeckerの巣だと教えてもらいました。
                        
数日前までは雛が入っていたそうです。ここで巣にFlowerpeckerが戻ってくるのをしばらく待ちましたが、
戻って来ないので、そろそろ帰ろうかと帰り支度をしていると、再び現地の方が戻って来て
またついてこいと言うのでChinese Gardenの大きな塔を横切り、池の前まで行くと
竹の下に17枚目のGrey Nightjar(ヨタカ)がいました。
                           
先ほどのおばちゃんもまた我々の後にくついてきて、ヨタカを近くから連射していました。
現地の方は私が撮影したかったハリオハチクイが止まる場所も教えてくれたので、時間を延長して
その場所でかなり待ちましたが、ハリオハチクイは現れませんでした。
 それでも親切な現地の方のおかげでヨタカを近くから撮影出来たので、満足して
Chinese Gardenを後にしました。
 かなりの時間をChinese Gardenで費やしてしまいましたので、この後に3カ所回る計画でしたが
厳しい状況になってしまいました。
 とりあえず回れるだけはトライしようと次の予定のBUKIT BATOK NATURE PARKへと
タクシーで向かいます。
                          

入り口付近で降ろしてもらい、妻の後に続いて上り坂を歩いていると
大きな鉄塔が現れ、リゾートの建物が並ぶような場所に出てしまいました。どうやら
入り口をまちがえたようで、しばらくこの住宅街の中を彷徨っていましたが、しかたなく
元来た道を引き返そうと戻り始めるとたまたま人工物に止まっている
18.19枚目のWhite-throated Kingfisher(アオショウビン)を発見、


あわてて撮影しているとすぐに下った林の方へと飛ばれてしまいました。アオショウビンが飛んだ方を探していると
20枚目 Lineated Barbetシロボシオオゴシキドリ)を発見しました。
                            
道を間違えたおかげでWhite-throated KingfisheやLineated Barbetを撮影することができました。
 何が起こるかわからないものですね? 戻りかけている途中の道で作業をしていた
インド系の方に入り口を聞いて、BUKIT BATOK NATURE PARKの中に入って行くと、
木道付近で動く物を発見、すぐに飛ばれてしまいましたが、最初はシロガシラかなと思って
数コマ撮影していましたが、あとでWhite-crested Laughingthrushとわかりました。21枚目
                          
もっとしっかり撮影していればと思いましたが、あとの祭りです。
 その後も暗い林の中で22枚目のCommon Flamebackのメス、
                          
23枚目の長い尾の先に飾り羽のいたGreater Racket-tailed Drongoを撮影したりして、
                         
今までの遅れを取り戻すつもりで、次のBukit Timah Nature Reserveの方へと歩いて向かいます。
 地図では隣接するようになっていたのですが、歩くとなるとかなりの距離がありました。
道路を横切る猿などを見ながら、
                           
長い登り道を上っていくとようやくようやくビジターセンターの入り口に着きましたが、時間も遅いもともあり、
妻がとても疲れたというので、ここの場所は明日に繰り越しにしようと、再び来た道にある大通りに戻ります。
大通りで帰りのタクシーがなかなか捕まらないで非常に苦労しましたが、やっとのことでタクシーを拾うことが出来て、ホテルへと戻ります。
 3日目は当初4カ所回る計画でしたが、結果わずか2カ所となってしまいましたが、
White-throated Kingfisheをはじめとする珍しい野鳥達と出会えたので、収穫は大きかったです。
 今晩もKingfisherビールで乾杯です!


 To be continued (続く)


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2018年2月23日金曜日

シンガポール 探鳥旅行 その2 2018.2.6


(遠征2日目)Day-2



本格的な探鳥初日となるのはSungei Buloh Wetland Reserveという湿地帯自然公園です。
                  

マレーシアとの国境近くにあり、ホテルからは一番遠い所に位置します。
 今回の遠征では約11カ所の場所を訪れる計画を立てていて、
Sungei Buloh Wetland Reserveはまず1番目となります。
 ホテルのフロントに昨晩タクシーの予約をしていたのですが、
忘れているいたようで、朝になってスマートホンを使ってタクシーを呼んでいます。
困った物です… 
 ようやくタクシーが到着、ホテルスタッフに送られ、暗い中を出発します。
 朝6:30には現地に到着しましたが、正面入り口は閉まっています…
開門は7時からです。シンガポールの朝は明けるのが遅く、7時頃からようやく明るくなります。
 妻と待合ベンチで朝食のサンドイッチを食べて待っていると、オートバイに乗ったスタッフが
10分前に門を開けてくれました。
                         



まだ薄暗い中で、正門を通過していくと頭上の木の上でコウライウグイスが鳴いていました。探したのですが、
見つからないので、移動をはじめ木道をひたすら歩いていると、辺りを見渡せる比較的高い場所があったので、
三脚をセットして待っていると最初に現れたのは5枚目 Collared Kingfisher (ナンヨウショウビンです。
                         

                     
 以下現れた順番にご紹介していきたいと思います。日本語名がわからない場合は英語標記だけになります。
6枚目はPink-necked Green Pigeon(コアオバト).
                          

7枚目Sunda Pygmy Woodpecker(マレーコゲラ).
                          


8枚目はBrown-throated Sunbird(チャノドコバシタイヨウチョウ)
                        

9.枚目はAsian Glossy Starling(ミドリカラスモドキ幼鳥).
                         

10枚目はPurple Sunbird(ムラサキタイヨウチョウ).
                        

11枚目はOriental White-eye(メジロ).
                        

12枚目はFerruginous Flycatcher(コサメビタキ) .
                        

13枚目は日本では舳倉島などにも飛来するBlack-naped Oriole(コウライウグイス)です。
                       

 途中休憩後、移動を始めると妻がベンチに双眼鏡を置き忘れたようで、私が道を尋ねた
インド系のスタッフの方が自転車で追いかけてきて、双眼鏡を渡してくれました。
とても親切な方で助かりました。
14枚目はPied Triller(マダラナキサンショウクイ).
                       

15枚目はStriated Heron(ササゴイ). 
                        


16枚目はWbite-bellied Sea Eagle(シロハラウミワシ)です。
                         

 今回比較的高い場所で三脚をセットして撮影していたのですが、女子2人を連れて通りかかった
若い男性が、私のビデオ用の外部マイクに興味があったようで、一通りの質問の後に
写真も撮らせてくれというので、もちろんOKしました。その後、我々が海沿いの道を散策していると、
先ほどの彼が空を指さして合図をしていました。何事かと思って空を見上げると
Wbite-bellied Sea Eagle(シロハラウミワシ)が上空を旋回していました。すぐに撮影に入って何とか写せました。
今回撮影したかった野鳥のひとつだったので、早々のゲットはラッキーでした。

17枚目はWestern Osprey(ミサゴ)遠くを飛んでいました。
                         

18枚目は.Zebra Dove(チョウショウバト).
                        
          
19枚目は.Olive-winged Bulbul
                         

20枚目は.Scarlet-backed Flowerpecker(セアカハナドリ)
                         

21枚目は.Malayan Water Monitor(マレー・ミズオオトカゲ)
                        

最大で2.5mにもなり、あのコモドドラゴンよりも大きいのがいるそうです。
22枚目は.Crocodylus porosus 
                        

このワニは最大のクロコダイル種で、世界で最大の爬虫類で、9mまで
成長するそうです。水門の近くにいてインド系の男性が教えて下さいました。
23枚目は.milky stork(シロトキコウ)数が減少している絶滅危惧種です。
                        

24枚目は.Ashy tailorbird (アカガオサイホウチョウ)
                        

25枚目は.common iora(ヒメコノハドリ)
                       

26.Stork-billed Kingfisher(コウハシショウビン)です。
                          

 一番最後に撮影したかったコウハシショウビン)が撮影できたので、撤収することにして
ビジターセンターに向かい、受付のインド系の方にタクシーを呼んでもらうように依頼しましたが、
なかなかタクシーが来ません…
 Sungei Buloh Wetland Reserveの周りには何も無くて、歩いて帰るのは到底不可能です…
 ただ時間だけは経過していき、1時間近くも待ってようやくタクシーが来ました。これで一安心です。
次に予定していたPasir Ris Town Parkに運転手さんに依頼してChagi空港方面へと大移動です。
Kingfisherがいるとの情報でしたが、到着するとただの釣り堀みたいな池があるだけだったので、
即あきらめて、大通りに出てタクシーをつかまえてホテルへと帰ります。
 翌日の食料の買い出しに大きなスーパーを見つけたので、そこでサンドイッチの材料や
バナナ.ビール等を調達してから、昨日の中華店とは違って奇麗な中華レストランを
見つけたので、中に入っておいしい中華を満喫しました。その後、夕食時には
このお店に夫婦で毎日通い、店員の女子とはすっかり
顔なじみになってしまいました。ホテルに戻って入浴後は初日だけはタイガービールを飲みましたが、
その後は大きなスーパーで購入したKingfisherビールを毎晩飲んでいました。バナナもスーパーで
購入したものですが、茶色をして日本ではあまり見かけませんが、なかなかおいしかったです。
                        


  To be continued (続く)



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