2020年3月26日木曜日

マレーシア遠征(Malaysia Expedition 6)

(遠征6日目)Day-6

遠征6日目です。野鳥観察ができるのは、今日と明日のみとなってしまいました。

朝、ゲンテイン高原(Genting Highlands)で野鳥散策する予定でしたが、濃霧で

先が何も見えません…急遽予定を変更して高原を下ることにしました。                               



下る途中で雲海が奇麗な場所があったので、車を路肩に寄せて止め記念撮影をしました。

 その後さらに長い距離をひたすら下っていくと、しだいに霧が薄れていき、

ようやく、つけっぱなしのライトを消すことができました。

市内に入り、カワセミがいるというForest Research Institute of Malasia(FRIM)に向かいます。

 ほどなく現地に到着すると、看護師の制服を着た女子が数人いたので、地図

を出して道を聞いてみたのですが、場所がわかりません。しかたなく車で辺りを回って

みましたが、これまた場所がわかりません。それらしき道を歩いてみましたが、結局

野鳥には出会うことなく、次のポイントへ向かいます。

 次のポイントもカワセミがいるという場所でしたが、車を路肩に止めて、機材を

担いで歩き出すと、レンジャーのような人が追いかけてきて、事前に申請した

通行証を持っているかと聞いて来たので、持っていないと答えると、ここは

申し訳ないけど通せないと言われたので、しかたなく了承して、

次のポイントへと向かいます。これでカワセミ類の観察は立て続けに失敗に終わりました。

 今度はヤイロチョウがいるという場所に向かいますが、ポイントはどこだかわかりません…

まずは駐車場に車を止めて散策開始です。最初にアオショウビン(White-throated Kingfisher)

を見つけて、               


その後。ジャワハッカ
White-vented Myna
、チョウショウバト(Zebra Dove)、モズ( shrike)等は見つかりましたが、                                          



 肝心なヤイロチョウ(pittaは見つかりません…

園内を約2周半位は回りましたが、ヤイロチョウがいそうな場所は見当たりませんでした。

炎天下の中、ばて気味になり休憩していると、相方が数人のカメラマンが車から降りて

歩いて行ったというので、すぐに後を追います。カメラマン達は探していた場所とは反対方向へと

向かい、入り口で入場料を払って歩いて行きます。我々も入場料を支払って後を追います。

 暫く行った先で、池がある場所で2人のカメラマンが、もう一人は反対側の木の側にいました。

相方は池の方向に向かって行き、私は木の側にいた地元のカメラマンに話しかけました。

スマホを使って鳥の鳴き声を流しています。カッコウ類を待っているそうです。

 ヤイロチョウpittaの場所を尋ねると道なりに行った小屋の側だと教えてくれましたが、説明だけでは

探せる自信は無かったので、その方と雑談をしていると、突然場所を案内するから

ついて来いということなりました。相方に合図を送り、いろいろと会話をしながら歩いて行きます。

中華系のマレーシア人でこの場所は料金をとられるので、あまり来ないとの事でした。

 道なりに歩いて行った場所に目的のポイントがありました。ここがそうだと指を指す所には、お立ち台の

ような場所があり、我々だけだとおそらく通り過ごしてしまったかもしれません…

 お礼を言って反対側の下がった場所で待機しているとスパイダーハンター(Spiderhunter)がいると教えてくれました。
                                               
                                     

クモカリドリ(Spiderhunter)の仲間なのでしょうか、フレザーヒル(Fraser's Hilで撮影した

タテジマクモカリドリ(Streaked Spiderhunter)とは違う種類に思えたのですが、如何でしょうか?後で調べたら(ハイムネクモカリドリ (GREY-BREASTED Spiderhunter)と判明しました。)

 すぐにレンズを向けて数枚を撮ったところで、飛び去ってしまい、再び雑談を続けます。

突然「ミルワームを持っているか」と聞いてきたので、「持ってはいない」と言うとヤイロチョウpittaが出てくるのは

難しいかもしれないと言い出しました。

 それでも諦めないで、暫く待っていると背面のヤブの中からズグロヤイロチョウ(Hooded pitta)が突然出てきました。                                       


 この鳥は撮れるとは想像もしていなかったので、出てきてくれた時にはとてもうれしかったです。

かなりの時間いてくれたので、夢中で撮影をしていました。やがて案内してくれたマレーシア人が三脚をしまい出したので、

お礼を言って名刺を渡しました。帰り際に「ズグロヤイロチョウ(Hooded pitta)がいなくなると、

ミナミヤイロチョウ(Blue-Winged Pitta)が出てくるかも知れないよ」と言って帰って行ったので、

さらに時間を延長して待つ事にしましたが、結局ミナミヤイロチョウ(Blue-Winged Pitta)は現れませんでした。

帰りの時間のこともあり、妻を園内で待たせているので、撮影終了としました。

 出口に向かって歩いていると、待ちくたびれたのか、妻も入場料を支払ってこちらに歩いて来ていました。

無事に合流できたので、宿泊ホテルへと車で向かいます。

 今日は親切な現地の方のおかげで、ズグロヤイロチョウ(Hooded pitta)をゲットすることが出来ました。

 朝からカワセミ類の観察は立て続けに失敗続きでしたが、最後で今までの失敗が帳消しとなったような気分でした?

  続く(be continued

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