イヌワシ遠征 2日目

（遠征2日目）　Day-2

　遠征2日目ということで、イヌワシ撮影の前に鳥仲間に

教えていただいたクマタカのポイントへと向かいました。

すでに現地の方１名が待機していましたが、まだクマタカの

飛来は無いとのことでした。その後、地元の方がクマタカの様子を

見に来られて、今年はクマタカの営巣は失敗したようで、

その影響でクマタカはまず見られないとの情報を教えてもらい、

それでも移動しないでしばらく様子をみていましたが、１回だけ
遠くの稜線ををクマタカらしき物が飛んだきりで、その後は何も
現れそうもないので、この場所はあきらめて、イヌワシを探がす為に
山へと登り始めました。

　昨日と同じ場所に機材を設置していると、背部の山側から次々とガスが

吹き上げてきて、あたりはあっというまに霧に包まれてしまい、視界は

最悪です。遠くの山々も霞んでしまっています。晴れるのを

待っていましたが、霧は晴れるどころか、ますます見通しが悪くなってきています…

　昨日案内してくれた方が、車で上がってきて、この風向きだとイヌワシは

飛ばないと断言して、漠然と下の場所が良いと言って立ち去って行きました。

　我々はその下の場所がわからないので、ある程度は下って場所を

探しましたが、それらしき場所は見つからなかったので、しかたなく
元の場所で待ちましたが、結局イヌワシは一度も現れることはありませんでした。

時刻も５時近くになったので機材を収納して、宿に帰ろうと山を下っていると

　頂上からかなり下ってきた場所にカメラマンが４人ほどいたので、車を

近づけると昨日案内してくれた方達がいて、イヌワシは４.5回飛んだとの話

でした。すぐ下にはツキノワグマがいたと写真まで見せてもらいました。

　まだ1チャンスあるというので、改めて機材を出してイヌワシの飛来に備えましたが、

遠くをイヌワシの幼鳥が飛びましたが、近くまでは来てくれませんでした。

昨日とはうってかわってこのありさまです…

　自然相手ではこんなものです…　現地の方とはお別れをして、宿へと向かい

明日に備えることにしました。

　　　　　　　　　　　　　　　　

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