バリ島5日目-1
朝4時にコテージ内の壁に張り付いているヤモリの鳴き声で起こされ、
撮影機材のチェックをしていると家族達も一緒に起き出してしまい、すまない気持ちで
身支度を整え、暗い木道をロビーへと向かいます。フロントではスタッフがソファーで寝ていて、私に気づいて飛び起きたので挨拶をするとカウンターからブレックファースト(朝食)といって袋を持ってきてくれました。あまり食欲は無かったのですが、パンだけ食べて、あとの分はガイドさん達に食べてもらおうと残しておきました。
約束の5時きっかりにケトーさんと観光ガイドが来てくれて、ケトーさんのRV車に機材を積み込み出発です。
暗い道を約40分程走り、ウブドの田んぼ付近につくと辺りは次第に明るくなってきていました。
車を降りるようにいわれ、機材を持って降りると農道にはニワトリが歩いています。(1枚目)1脚をカメラにつけようとするとケトーさんが鳥が警戒するので、使用しない方が良いというのでしかたなく車に置いて、手持ち撮影となりました。
日本から重い思いをして運んできたのに、残念です。
田んぼを歩き始めると、いきなりケトーさんがジャワショウビンを見つけて指を指します。
こんなにも早くジャワショウビンとの遭遇があるとは... 咄嗟にさがしますが見つかりません…
ケトーさんのを追っていくと、何と距離にして約200m,田んぼの奥の杭に止まっています。(2枚目)遠いし、暗すぎる…当然ピントもきません...
まさに三重苦の最悪です? しかも2羽います!
少しでも被写体に近づきたいので、付近で作業しているお百姓さんに通訳を介して、田んぼのあぜ道を歩かせてもらうことにしましたが、
このあぜ道が日本と違ってとても狭く、うっかり落ちてしまわないように歩くのが大変でした。おそらく耕地面積を広く取るためなのでしょうか?
だるまさんが転んだ方式で少しでも近づこうとバランスをとりながら前進するとあっという間に飛ばれてしまいます…(3枚目)
その後付近をさがしましたが、再びジャワショウビンは現れず、せっかく見ることが出来たのですが、小さすぎて証拠写真にも
なりません…このまま待つのかなと考えているとケトーさんが場所を変えるというので、違う場所に車を移動することになりました。
今度の場所は美術館の駐車場に車を置いて、長い坂道の階段を上って行きます。
こんなところにいるのかなとキョロキョロしながら歩いていると突然畑が現れました。
ケトーさんの後ろについて農道を歩いて行くと、再びケトーさんがジャワショウビン見つけてくれました。
指を指す方向は畑の中にある休憩所でしたが、そのトタン屋根にジャワショウビンが止まっています!(4.5.6.枚目)
人工物の上ですが、贅沢は言ってられません…
ケトーさんに断って少しずつ椰子の木に隠れて、移動しながら数枚シャッターを切ったところで、すぐに飛ばれてしまいます…(7枚目)
また暫く歩いていると今度は椰子の葉に鳩と止まっているジャワショウビンをまた見つけてもらい、まずは証拠写真(8.9.10枚目)を撮り
近づいて撮ろうとしたところ、前方から散歩の外人客にジャワショウビンを飛ばれてしまい万事休すです。
その後も何度か見つけてもらいましたが、遙か遠くのピントの来ない距離にいるジャワショウビンばかりです。(11.12枚目)
それにしてもケトーさんは驚異の視力の持ち主です。私も野鳥探しはそんなに遅い方でもない(自分だけ)と思っているのですが、
ケトーさんの遠くにいるジャワショウビン探しは距離.そして早さともに完璧でした。運転手としても有利だと思いました。
あとで私を慰めるようにケトーさんが言うには12月以降がジャワショウビンの撮影にはベストで今の時期は難しいといっていました。
なぜなら12月以降は稲刈りが終わるので、障害物がなくなり見つけやすいとの事だそうです。
約1ヶ月程早かったわけですが、何とか念願のジャワショウビンを見れたので良しとするしかありません? ケトーさんに感謝です!
その後も歩きを続けながらヘキチョウ(13枚目).セッカ?(14枚目).シマキンパラ(15枚目).
リス(16枚目).トカゲ(17枚目).アマサギ(18枚目).農家で飼われているバリケン(19枚目)等を撮影を続けます…
時々すぐ後ろから付いて来るはずの観光ガイドのグステイさんの方を振り返ると、鳥のいた地点をipadを使って記録しながら
歩いているようです。… 中々仕事熱心です。
その後は元来た道に再び出てきたので、約3時間のバードウオッチングは終了となりました。
駐車場に戻り、ケトーさんに所定のガイド料を支払い、宿泊先のマラリバーサファリロッジに送ってもらい
宿の前で記念写真を撮らせてもらいました。(最後の写真)
(ケトーさんの車の前で、左側がケトーさん.右側が今回の観光ガイドのグステイさんです。)
ケトーさん.グステイさんとお別れして自分のコテージに戻ると、家族達は食事も終わりちょうどサファリ.ツアーに出かけるところでした。
ちょうど良いタイミングだったので、合流して一緒に見学することにしました。
写真量の関係でサファリ.ツアーは次回に
To be continued.「次回へ続く」